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ys10's diary

読み読み書き書き。

ひとり○○

 ひとりカラオケ、ひとりボーリング、ひとり焼き肉、ひとりラーメン、、、このひとり○○って言葉、聞いた事ありますか?ひとりで遊びに行ったり、お店に寄ったり、なにかしらひとりで行動することをひとり○○と言うのですが、今日び珍しい表現ではないですね。どこが出元かは分からないですが、ネットをはじめ、既に雑誌やお昼のワイドショーでも取り上げられてます。 


 この“ひとり○○”っていい回しは最近出来たものだと思うのですが、そもそもひとりであちこちに行ったり行動している人達は昔からいるはずで、ひとりで行動することに対してわざわざひとり○○なんて言葉を作らなかったはず。例えばちょっと昔だと、「昨日焼き肉行ってきたよ〜」「へぇー誰と行ったん?」「ひとりで!」みたいな普通の会話が、最近の会話を聞いてると、「昨日ひとり焼き肉行ってきたw」「マジかwやるなw」といった会話が繰り広げられてる。
 
 こうやってわざわざ“ひとり○○”なんていい方をするのは、ひとりで何かをすることに対して特殊な感情を抱いてる表れなんじゃないかと思う。特別といっても良い意味でなくて、抵抗感とか羞恥心とか、その手の感情から何かハードルの高さみたいなものを感じて、ひとり○○と銘打ったのではないだろうか。2人で焼き肉に行くことを「2人焼き肉」とは言わないし、集団でバーベキューをやっても「不特定多数バーベキュー」なんて言わない。
 
 話が変わるけど、“便所飯”という言葉を聞いたことがあるだろうか。これも少し前に話題になって、それをネタにした漫画もネットで見かけたりした。周囲が皆友達同士で食事する中ひとりぼっちで食べるのが嫌になり、ひと目のつかない便所にこもって弁当箱をつついてたりするのだそうだ。いかんせん、ひとりで何かをしたり、出かけたりすることに不安を感じ、単独で行動している場面を人に見られるのを極端に恐れる若者が増えてるらしい。ちょうど僕世代あたりから囁かれだした問題なのだけど、僕の周りにそういう人は知る限りはいないし、実際に便所飯の現場に遭遇したこともない。(トイレの個室は確かめようがないけど、匂いでわかるらしい?)
 それもなんとなく関係しているような気がしたのだけど、要するに、ひとりで行動することに抵抗感がある人が増えたような気がするのです。それも特に最近の若者世代にその傾向が強いように思う。
 
 ひとりぼっちだと友達が少ないと見なされるとか、単につまらないとかそれぞれ理由はあると思うけど、一人での行動に不安を感じるのは周りがどうこうより、自分に対する不安なのではないだろうか。集団に属してる安心感は、自分の中に欠けた足りない部分を満たしてくれる。守られてる安心感からか、自分の中の多くを属するグループに依存してしまう。
ところが、ひとたび集団から離れると、自分が何者か分からなくなる。途端に無口になり、行動できなくなってしまう。自分の中にブレない軸がないと、そういうことになってしまうんだと思う。
 
 僕自身がそうだったように、自分主体で考えて行動してこなかった人にありがちなことで、そうなってしまうと、ある程度の信念を持って流されないように生きていくのは難しいし苦労も多くなるなと考えたり。今の10代20代が実際のところどうなのかは世間知らずな僕には知り得ないけど、ひとりぼっちは恥ずかしいみたいな風潮はどうなんだろうと思ってメモ感覚で書いてみた次第です。