ys10's diary

読み読み書き書き。

箇条書きは簡単だけど文脈で書けない

最近文章を書く機会が多くなって感じるのだけど、文章を書く時に要点と要点をつなげ合わせて文脈を形作るのが結構難儀だ。文を書くのに慣れてる人なんかは自然にやってる作業だと思うけど、ここが上手くできるかどうかで文章の上手い下手、読み易いかどうかが決まってくると思う。かなり初歩的なステップの問題だけど、なかなか読みやすく書けないなぁ…と思う所の問題点がここにあるような気がした。

文脈とは、文章上の自然な流れの事。文章を書く時、必ず書き手が考えるのは、何を伝えようか、どういうことを主張しようか、という要点の部分だと思う。アイデアが頭に浮かんだ時点では、要点と、それをどういう流れと雰囲気で文章にしようか…と考えてると思うのだけど、その段階ではまだ頭の中にある文は断片的で、ひと繋がりの文脈的な構想まではできていないと思う。実際にブロガーさんの作文工程を覗いたわけではないので、かなり主観的な意見ですが…。
多くの人は、実際に文字におこしてから自然な流れで文脈を作っていくのではないでしょうか。

僕が最近感じるのは、この「自然な流れの文脈」を形作る作業が結構大変だということ。要はまとまった分量のある文章を書く際の「肉付け」の部分が難しいのです。既に自分が今書いた文面を見る限りでも、量的にも内容的にもスカスカだと感じるのは、肉付けの工程の詰めが甘いから。では、どうしたら文脈の生きた文が出来あがるのだろう…と考えると、結局は「知識量」「語彙」「練習量(読んだ量、書いた量)」という原点的な所に帰結するのではないでしょうか。身も蓋もないけれど。

書けば書くほど構成力のようなものは磨かれるかもしれないけど、やはり沢山の本やブロガーさんが書いた文章を読み漁ることで、物事に対する切り口や知見のストックが出来上がっていくのだと思う。人間無から有は作れないし、無いものは突然閃いたりしない。あるテーマに対して頭の中に自然に書きたい事が浮かばない限りはまだ知識不足ということなのかもしれません。とはいえ、知識ばかりで文章の書き方が分からないようでは本末転倒だし、吸収しつつこまめにアウトプットすればいい塩梅になるのだと思う。

文章についての悩みを考えると決まって練習量だったり知識不足に行きつくし、完全に堂々巡りだからそろそろこういう事は考えずに闇雲に練習した方がいいのかも…。

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