ys10's diary

読み読み書き書き。

ファッショナブルに生きたい

今週のお題「好きな服」

 というわけで、何気に初のお題記事です。「好きな服」ということですが、どうでしょうみなさん。好きな服、着れていますか?今着てる服に愛着はありますか?

 

 いまいちファッションに無頓着な人にも、好きな服、着ていて気分がよくなるような服はあるはずです。服なんて着れればいいんですよなんて考えてる人も、学校行くのに毎日ジャージですみたいな人も、なんだかんだたまにするオシャレは心なしか高揚感を感じたりするでしょう。人は好きな服に身を包んでると幸せな気分になるものなのです。

 

しまむらと僕

 僕自身、大学入学前までは母に服を買ってきてもらってるタイプの人間で、ファッションに対する興味関心が人一倍抜け落ちてしまっていたのです。ウチの母は最寄りのファッションセンターしまむらにしか行かないので、当然僕が着る服は全部しまむらです。頭の先から足の先まで全身しまむらコーディネート。僕の暗黒期はそういう感じの装いでした。先に断っておくと、別にしまむらをdisってるわけではないです。むしろコーディネートの仕方でいくらでもおしゃれな着こなしができて、しかも格安。全国で親しまれる主婦の味方であるのだから、disる要素がないです。disられるべきは過去の僕自身です。

 

ファッショ二スト

 中学~高校の僕の私服センスは最悪でした。僕には服を”コーディネートする”ということがさっぱりわからなかった。しまむらのせいではないです。さっき書いたように、しまむらの服は着合わせによっては普通にオシャレに見せられるんですよ。

あるファッションコーディネーターがしまむらの服だけでこれだけオシャレにできましたよ~みたいなのをテレビで見たことがあるけど、普通にあか抜けててびっくりした。あれはプロがやってるからってのも大きいのかもしれませんが。

ただ、僕の場合は着合わせのセンスが絶望的で、親から買い与えられた服をまるで有効活用しなかった。鏡の前に立つと、内から滲み出る負の感情と相まって全身から悲壮感が漂ってた。よくオタクと間違えられました。写真とか見返すと自分でも「あっ、、、(察し)」てなる。

チェックにシャツインとかそういうベタなのではないんですけど(もはやあれは一種のコスプレ)、服装のオシャレ基準が同年代の子たちに比べ3年くらい遅れてる感じと言ったら伝わるでしょうか。高校の頃、私服が中学生みたいなやつって一人はいましたよね。あんな感じです。

 

大学入学

 キャンパス構内を歩いていると、華やかな大学生たち、いわゆるリア充とよばれるであろう人たちに嫌でも目線がいってしまう。キラキラしてて、自身に満ち溢れてて、みなオシャレである。オシャレだと大人っぽく見えるのだ。いまだ高校の延長みたいな感覚だったそのときの僕は、そういった光景に劣等感を感じずにいられなかった。自分の恰好がひどくみすぼらしく見えた。

 

見た目への意識

 初対面の人と会って話すとき、やはり相手に対する判断基準となるのは「見た目」である。顔が整ってるとかそういう話でなくて、どういう服を着て、どういう鞄を使ってるかは、少なからず相手がどういう人物かを自分の中で予測する際の判断材料になっていると思う。そして、意外と第一印象は当たってたりする。だれかが言ってたと思うけど、服は内面を移す鏡なのだそうだ。高校の頃に比べ多くの初対面の人と会う機会が多くなり、初めて会う人は自分をどう思うのだろうと、漠然と意識し始めた。

 

服が選べない

 無理してちょっとオシャレなとこに入ってみたりしたけど、どうしても選べなかった。これまで自分で服を選んだことのない素人だから無理はない。すでに着合わせができあがってるマネキンで売ってるものは、僕からすると派手すぎて身の丈にあわないことが目に見えてたし、欲しい無難なあたりを選ぶのが難しかった。そして店員さんに聞くという選択肢はコミュ障の僕にはなかった。

 

転機

 なにも無理して服を買う必要はない。けれど、オシャレになりたい気持ちはあって、そこのギャップがつらかった。考えすぎてかえって選べなくなるのなら、妥協して買ってみようという気持ちになった。陳列棚から何の気なしに一着とってみて、試着室へ入り試着した。そこには自分が知らない自分がいた。そこから服を買うのが苦にならなくなり、ちょっとしたついでに服屋に入るようにもなった。


 別にオシャレな方がいいと言ってるわけではないです。いや、大多数の人はオシャレであるべきと思ってるし、オシャレな方が誰にでも魅力的に映るでしょう。然れども、好きな服を着てる、その服を着てる自分が好きなら、第三者からどう見られるかはあまり気にすることではないような気がします。服は、自分をいい意味でナルシストにできるアイテムだと思う。

そこからついてくる自信と原動力は、必ず自分をいい方向へ導いてくれる。たぶん。