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ys10's diary

読み読み書き書き。

短所を活かす処世術

 自分が短所だと思ってるところ、直したいと思ってる性格や癖は誰しももってると思うのだけど、直さないほうが良いこともあるような気がする。もちろん短所は直せるにこしたことはなくて、できるだけ理想の自分に近づく為に努力してる人も少なくないと思うけれど、全く無くしてしまえば良いってものでもない。意図せずコンプレックスが良い方向に転じ、思いがけない収穫が得られたなんて経験はないだろうか。また、自分から見てダメな所でも、第三者的にはそれがその人のアイデンティティらしく映ってたなんてことはないだろうか。

 
 例えば、天然さ、仕事のできなさは社会人としては致命的な欠点のようでいて、それが親しみやすさに役立ってるなんて場合もあると思う。
「ダメさ」がむしろ効果的に働くのである。もちろん人柄や日常の態度が悪ければ即クビで終わる話なんだけども、常に懸命で礼儀正しい人なら、不思議と周りがフォローする空気になってくるんじゃないだろうか。特に女性なんかはこの特性を武器みたいに使ってる人もいる。いわゆる、「天然系女子」というやつである。わざと天然な女の子を装って、「かわいくて親しみやすくて、守ってあげたくなる女の子」を演じるのだけど、そういうのに未だに騙される男は多いらしい。天然を装う女の子は、実は狡猾で計算高いというパターンが多い(?)らしいのだけど、そういった、人に気に入られるために敢えて「ダメさ」を出していくことも場合によっては必要なのかと思ったりする。まあこの天然女子の例はかなり極端な例ではあると思うけど。
 
 セカオワのボーカルの人が「短所は長所」っていう発言をして、アンチに叩かれてたりしたけど、僕はあながち間違ってないと思った。短所はとらえ方によって長所になるだろうし、時と場合と環境によって別の側面を見せることもあるのではないか。自分の角度から見た性質と他人の角度から見た性質は若干違うといったふうに。自分の短所をいろんな角度から把握できて、短所をうまく活かせる術を身に着けたなら、それはまさに「短所が長所」になることなのではないだろうか。
 
 悩みやコンプレックスは人によって大きさもタイプも違うだろうし、どうひねっても長所になりえないだろうと思うところは努力して直すべきだと思うけれど、改善したのに周りからは「前の方がよかった」なんて言われることも、もしかしたら全くないこともないのでは(レアケースだと思いますが)。自分のことで何かを変えたいと思ってるとき、変わるように努力することは非常に大事ですが、そこを一旦別視点で見つめなおしてみることも考えに入れておいていいのではないかな?となんとなく思いました。

 

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