ys10's diary

読み読み書き書き。

このブログについて

当ブログのコンセプト、と言えば少し仰々しいけれど、このブログは一体何なのか、何かを主張したいのか、情報を提供するブログなのか、といったあたりをふと考えてみた。

僕自身何かについて特化しているわけではなく、何か一つのことに心血注げる程の情熱を持っているわけではない。ある特定のジャンルで膨大な知識量もあるわけでなく、目新しいものの見方が出来るというわけではない。人に与えられる知見や情報は何一つ持ち合わせていない。

読まれるブログとは、読者にとって有益なブログのこと。少し砕いて言えば、新たな知識や盲点に気づかせてくれたり、新鮮で刺激がある記事、または文章力(ざっくり言うと)があり、読み手の心に届くような記事なんかがそうだ。

やはりブログを書く以上は読まれるようになりたい。自分の文章は読むに値するものだ!という評価が欲しい。承認欲求を満たしたいのだ。

確かにそれは僕の純粋な欲求ではあるのだけど、もう少し根本的な所、そもそもなぜ「ブログで」認められたいと思うようになったの?というところがなおざりになっていた。このブログを開設した時も、少なからず初期衝動はあって、けれどその衝動は忘却の彼方にあった。

単純に、純粋に、魅力的な言葉、文章に惹かれた。読んだ時に想像の余地が180度変化するような、物事の解像度が増すような文章だ。こんなふうに書けるようになりたいと思った。たまたま見つけたその記事がはてなブログで、はてなでブログを開設したのも、最初はそのブログの読者登録をしたかったからだ。書き始めたのは、「文章力を上げたい」という気持ちからだったと思う。

遠回りしたけど、僕はブログを通じて文章力を上げるために書いている。故に、このブログはあくまで独りよがりなブログだ。偶然誰かの目に止まってもそのままスルーされるようなブログでも良いと思う。けど、ゆくゆくは誰かに「良い文章だ」と評価が得られるよう、何よりもまず「書く」ことを優先したいと思う。一日でも多く、一文字でも多く「書く」。これが今の僕自身の欲求を満たすのに必要なことなのかもしれない。

とまあこんな書いてもどうしようもないようなことすらも記事ネタにしていこうと思っているので、本当にとりとめのない雑記中の雑記になりそうだけれど、一応それがこのブログのコンセプトということで。

勉強計画のススメ

エビングハウス忘却曲線をご存知だろうか。

人間は基本的に忘れる生き物で、一度覚えたことをそのまま長期間覚えておけない。

どんなにインプットに得手不得手があったとしても、こと「忘れること」に関しては個人差はないらしいのだ。エビングハウス忘却曲線とは、一度脳にインプットした情報量がどうのような推移で減少していくかを分かりやすくグラフ化したもの。一般的に、これだけ忘れてしまうのだそうだ。↓

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一度覚えたことを復習せずに放っておくと、たった一日で8割近く忘れてしまってる。
 
記憶した情報の関心度、興味によって左右されるのでは?とも思ったけれど、恐らくこのグラフは、「一度覚えた情報をまったくの手付かずで(記憶を掘り起こしたりすることなく)放置した場合」の観測結果なのではないだろうか。関心あるテーマやお得情報なんかは、実は無意識下で再度思い起こしていたりして、忘却速度を緩めていたり、はたまた維持できていたり、ということではないかな。
 
僕がこの忘却曲線の話を初めて聞いたのは高校生の受験期の頃で、まったく話半分にしか聞いてなかったこともあって実践することは一度もなかった。そもそも胡散臭さすら感じていた。
けれど今思えば、もしこの法則性に信憑性があるなら、勉強がつらく感じる人にとっては少なからず励みになる指標になるような気がする。
 
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まず勉強するにあたって、「覚えるまでやらなければいけない」という先の見えない目標が結構な精神的負荷になっていると思う。しかも「覚えるまでの時間」は人それぞれ個人差があり、人によっては短時間で、物覚えの悪い人は何度やっても。。。みたいな風潮があるから余計だろう。実際そんなことはなく、人は皆等しく忘れる生き物だから「自分は物覚えが悪い」という諦観はどこかに置いておくべきだ。
ではどうすれば忘れないか?というと、このエビングハウス忘却曲線を頼ればいいのではないだろうか。
 
上に書いた通り、一日で8割は頭から消えてしまっているので、まずは覚えた日の翌日に復習するといくらか忘れずに済む。これをするだけで全然違うと思うけど、より確実なのは、その後一週間~10日、次は4週間~6週間の間に復習するといいのだそう。それだけで良いんだろうか?とも思うけど、徐々に復習する間隔を開けていくのが定着させるのには適しているらしい。
 
つまり、「この法則性に則ればほぼ確実に覚えられる」という明確な指標というか安心感が見えてくる。権威ある学会での研究結果のようだし、信憑性はあると思うけど、心もとないなら自分なりに忘却曲線を作ってみるのもいいかもしれない。このグラフほど正確にするのは無理だろうけど、大体のさじ加減が分かれば、記憶することや勉強に対する苦手意識は改善できそうな気がする。少なくとも闇雲に覚えようとして、集中的にやった箇所さえも忘れてるなんて事態にはならなさそうだ。
 
ところで僕自身も4月にある資格試験を控えてて試験勉強にいそしむ身なのだけど、それまで半年近くあるし時間は結構あるので今日から実践していくつもり。
とはいえ、自分の記憶量の記録を付けていくのって結構マメさや几帳面さが要るし、その作業自体が大変そうっちゃ大変そうだけど、勉強計画のススメとして参考までに。